2025.07.15
地産地消のすすめ
地産地消の家創りは、地域の資材や技術を積極的に活用し、地域経済の循環や環境に配慮した家づくりの考え方です。
昔は地元で生産された木材を構造材・床材・外壁材に使い、石材は柱脚や束石や仕上げ材に、赤土や藁で小舞壁を作っていました。
今ほど流通が発達していなかったので、それが当たり前でした。
地域材(材料・人材)を使うことは、輸送に係るコストとエネルギー削減になり、地元の工務店や職人を起用することで地域の伝統や技術を継承・発展させることができます。
湿式後方から乾式工法が主流になると、伝統的工法と技術が途絶え、その仕事に従事していた人の仕事が無くなり地域経済が回らなくなります。
地域経済を活性化させるには、地域でできる仕事をたくさん作る事です。
建築の仕事は沢山の業者の方が関わります。基礎、躯体、屋根、外壁、内装、給排水、電気配線などなど。建築は仕事の裾野が大きい産業の一つです。
地域に建物が建つことは材料の地産地消だけでなく人と仕事の地産地消にもなるのです。