2024.08.03
連日の暑さでエアコン利用が推奨されています。 昔の家は断熱や気密の概念が今ほどなく、暑さは建物の工夫で、寒さは採暖で賄う考えでした。 暑さは風が通る間取り(田の字プラン)や、格子戸や簾で視線を遮り風が流れる工夫をしていました。 京都は盆地で夏の気温が高く、家を挟んで庭を創り打ち水で水分蒸発による気圧差で気流が生まれる ような工夫をしているようです。 そういえば実家も同じような創りで、夏休みにひんやりとした板の間で心地よい風を感じながら昼寝を した覚えがあります。 今は外気温度が体温に近くなり、昔ながらの創りでは熱中症やヒートショックの危険が高まるので、 温度湿度は空調機に頼るのが最善です。 古来からの建物はその土地の気候風土をよく理解した地場の大工や工務店が創っていましたので、 自然と環境共生住宅になっていました。 家を創るとき、周辺環境を読み解いてくれる方に設計をお願いして、一年中心地よい住まいを創り たいですね。
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