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「漏電②」

こんにちは。電気部の河野です。

前回の続きとして、今回は、「漏電の調査」についてお話しさせていただきます。

分電盤の主幹ブレーカ(漏電ブレーカ)が落ちて上がらない時、どこかが漏電していますので原因を取り除かなければブレーカは上がりません。現在は分岐ブレーカが何個かあるので、1個ずつあげて悪い回路を特定することができます。ただ、それでは配線が悪いのか、機器本体が悪いのか分かりません。

これからが私たち電気屋の出番なのです。プロでも電気は見えませんので、調べる為に絶縁抵抗計(メガー)を使います。

電気は必要な場所だけ使われなければなりません。他の場所へ漏れ出して(漏電)しまうと火災が発生や感電する恐れがあり大変危険なので、必要な場所以外には電気が流れないように絶縁物で覆うなどして導体から絶縁しています。絶縁の方法は電線の被覆や機器の外箱などで済ますが、年々劣化してきます。劣化の原因には、温度・湿気・汚れ・化学反応・損傷などがあり、劣化が進むと絶縁破壊が起こってしまいます。そうすると電気が外に漏れだしてしましますので大変危険です。この絶縁破壊を未然に防ぐ為に絶縁抵抗を測定し、安全かどうか?異常な変化がないか?を確認しています。その絶縁抵抗値を測定するのが絶縁抵抗計(メガー)です。

メガーは、数値としてMΩ(メグオーム)が使われ、規定では新築時で1MΩ以上、既存の建物で0.1MΩ以上なければなりませんが、通常、新築時は、100MΩ以上にしています。

 先日、新築仕上げ時に3MΩでしたので調べてみたら、外灯の器具の線が本体の金具に挟まれていました。漏電ブレーカが働く値は0.02MΩ以下ぐらいなので、中国電力の検査も通りますので問題ない値なのですが、雨が降って器具が濡れてしまったら0.02MΩ以下になりたちまち漏電ブレーカ働いてしまいます。ですので、新築時でもなるべく100MΩに近い値になるように設定します。電線が壁の仕上げ材に挟まれていたり、大工さんが釘を電線に間違えて打ってしまっても抵抗値が低くなるのですぐ分かります。

ただ、悪いところを調べるのには非常に時間がかかります。手順は

①回路ごとに絶縁を測り、悪い回路があればその回路の線を繋いでいる箇所の結線を

ばらし、線ごとに測りどこに行っている配線が悪いかを特定する。

②その配線に器具がついていれば

・器具を外して治れば、器具本体が悪いと判断

・外して治らなければ、電線が悪いと判断

となります。

電線が悪い場合、配線しなおさなければなりません。経験上、引っ張って治る場合もありますが、状況が改善できないときは、仕上げ材を外して配線を替えないと治らないこともありました。原因は釘が刺さっていた場合が多いです。

新築時はこのように手直ししていきますが、既存建物では(自分が配線している建物でしたら大体見当がつくのですが)、状況がわからないので大変です。

まず、お客様にお聞きして状況を確認します。

①いつ、どのようなときに落ちたか?

②何の機器を使ったら落ちたか?

聞き取り調査をして悪い箇所を特定し、メガーで測定し、悪い機器、箇所を切り離して特定します。機器そのものが悪ければ簡単に終わるのですが、配線が悪ければ大変です。

古いワラ屋の家(わが家のような)で、ノップ引き配線(造営材((=柱・有など))に碍子止めそれに配線したもの)で、配線を全部やり替え何十万円もかかったこともあります。ただ、絶縁は治さなければ漏電の原因になり、事故につながりますので重要です。

 漏電ブレーカが働いたときは、すぐ電気屋さんに連絡して、治していただきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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