2024.08.31
台風10号の動きを気にしながら数日過ごしました。 この度の台風で被害を受けられた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。 自然災害が年々酷くなっているように思えます。 特に今年は全国的な猛暑と各地で起こった地震に加え、この度の台風被害です。 風に対する建物の強さは、地域毎に定められた基準風速(30m/s~46m/s)に基づき計算します。 耐風等級1は、建築基準法レベル。 耐風等級2は、極めて稀に発生する暴風(1991年19号台風時の宮古島気象台記録)の1.2倍の力に対して 倒壊、崩壊せず、50年に一度発生する暴風(伊勢湾台風時の名古屋気象台記録)の1.2倍の力に対して 損傷しない程度とされています。 今回の台風は一時、風速50m/s・最大瞬間風速70m/sの予報がありましたので、風が強い地域でも基準値を 超えています。 暴風によって倒壊する住宅があるかもしれないという予報の通りです。 2025年から200㎡以下の平屋以外は構造計算書の提出が求められます。 「極めて稀にみる」基準も災害の頻度と規模を見直す必要があるかもしれません。