株式会社エコビルド

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2022.09.20

コンセントの形状

 

こんにちは、電気部の河野です。

前々回、家庭用の100V15Aの平行コンセントの種類についてお話ししましたが、これが20Aとか30Aになると形状が変わってきます。電圧が200Vに変わると形状が全く変わってきます。なぜなら、同じ形状だと、100Vの機器を200Vのコンセントに挿した時、機器が壊れてしまいます。これを防ぐ為に、変えているのです。

電気屋さんなら経験あるかと思いますが、過去に2回ぐらい、電圧を間違えてエアコンを壊してしまったことがあります。何故なら、当初、リビングに200Vのエアコンを取付予定だったので、200Vのコンセントを取付けていたのですが、エアコンがお客様支給で、取付けだけをお願いされ、取付けたのですが、100Vのエアコンだったのです。

室内機を取付け、プラグが100V用の平行コンセントだったので、コンセントを200V用から、100V用に取替え、先に、室外機の設置をして、配管接続を済ませ、真空引きをして、試運転をしようとプラグ挿した瞬間、室内機から「パシッ」と音がして、煙がでたのです。 一瞬、「しまった」と思いましたが、あとの祭りです。室内機の電源基盤のバリスタが壊れたのです。がっかりです。コンセントを取替えた時に、すぐに分電盤の電圧切り替えをしておけば、防げたミスです。お客様に説明して、後日電源基盤を取替え、エアコンは問題なく使用することが出来ましたが、痛い出費でした。

コンセントを増設した時、特に200Vのコンセント増設をしたときには、電圧の確認を必ずしているので、間違えることはないのですが、プラグを挿す前に電圧確認するべきでした。

ちょっとそれましたが、他にも三相(動力用)のコンセントがあります。一般家庭では、あまり設置されていないので、見られてことが無いかもしれませんが、私のところは、農家で、精米機や籾乾燥機に使用していましたので、小さい時から使用していました。

コンセントの形状は電圧や容量、また接地(アース)がついているかによって変えられています。

今は、基本湿気った場所、屋外、決まった機器を取付けるところには、接地極コンセントを取付けなければならないように決まっていますので、電子レンジ、洗濯機等機器を設置するところおよび屋外の防水コンセントは接地極コンセントになっています。確認してみてください。