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2022.10.06

アナフィラキシーショック

こんにちは、電気部の河野です。

皆様、「アナフィラキシーショック」ご存知でしょうか。あまり聞きなれた名前ではないのでよく知らなかったのですが、先日、この症状になり入院する羽目になったのです。

先月の19日、敬老の日の10時過ぎ頃、台風14号が接近している頃、自宅作業場の前で電話をしている時、右胸のあたりに激痛が走ったのです。何かと思い胸元を除いて見たら、白黒の小さなハチがいました。つまんで、道端に投げ付けて間もなく、急にめまいがして、立っていられなくなり道端に転がり込んでしまいました。何が起こったのかわからず、ふらふら状態で何とか自宅までたどり着き、おばさん(嫁)にハチに刺されたと告げたら、すぐに救急車を呼ぶと言って電話を掛けていました。こちら、「大げさになるから救急車は呼ぶな」と言いつつも立っていられず、座敷の上で転げ回っていました。

救急車が来て、ストレッチャーに乗せられ車に運び込まれたのですが、あばれまくるのでベルトで縛られてしまいました。病院に着くまでにだんだんと手足はしびれてくるは、お腹は痛くなるは、息は苦しくなるはで、散々でした。

小串の済生会豊浦病院に搬送されたのですが、その時、意識はもうろうとし、寒気で歯ががくがく震え、吐き気がして嘔吐してしまいました。それからの記憶はよく覚えていないのですが・・・。

病棟に運ばれた時には口には酸素マスク、胸には心電図測定の為の電極、指にブローブ、左上腕には血圧を測る為のカフが巻かれており、点滴は3本もぶらさがっていました。ベッドサイドモニタで常時監視されており、まるで重病人です。トイレにも行けず、小便の為に尿瓶が用意されました。

前にも、一回、天井裏で足長バチに刺され、全身赤くじんましんができて病院に行った時も点滴治療でしたが、その時は1日で退院できたので、今回も次の日には帰れるかなと思い看護師さん聞いてみたところ、点滴が金曜日まであるし、心臓が弱っているし、血圧も下がり過ぎているのでとうてい無理ですとの返事でした。まだ意識はもうろうとしてはいましたが、急な入院で仕事のことや家業の稲刈りのことなどが頭をよぎりました。

おばさんに連絡したら、先生には2週間の入院と言われたらしく、会社にも連絡しておいたから、あきらめておとなしく治療に専念しろと言われました。とほほでした。

3日目には歩いてトイレに行くことができるようになりましたが、点滴と心電図の電極は付けたままでした。

4日目、看護師さんに「もう絶好調だし、仕事が気になるので、先生に退院の許可をお願いして」と頼み込み、5日目退院できるように許可がおりました。

5日目、午前中に退院したのですが、退院する30分前まで点滴はありました。次の日に配線打合せが入っていたので退院出来て良かったです。

実は、昨年ミツバチに頭を3ヵ所ぐらい刺されたのですが、その時は多少腫れはしたものの、大事には至らなかったのですが、今回は、ひどかったです。ハチの種類を調べてもらったら黒スズメハチでした。性格は穏やかで、攻撃性や威嚇は弱い為、襲って来る事は、滅多に無いらしいのですが服の中に迷い込んだら、逃げるのに必死で刺さしてきたのでしょう。毒性は、他のスズメハチよりは、弱めらしいのですが、前にも刺されたことがあるので全身症状に至ったのでしょう。これがアナフィラキーショックです。

 先生には、今回、治療が間に合って回復することが出来たので良かったが、「次は無いよ」と言われました。ハチに刺されないように気を付けて行動し、万が一刺された時の為にアドレナリンの自己注射を常に携帯し、刺されたら直ぐに注射して救急車を呼ぶようにと言われました。なんだか爆弾を抱えているような感じです。

 皆さん、ハチに注意しましょう。人による見たいですが、2回目は特に要注意です。