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2022.10.24

稲刈り

こんにちは、電気部の河野です。

今年の稲刈りは、最悪でした。なぜなら、今年は田植時期に水が無く、除草剤は効かず株が張ることも出来ず、籾の量は、平年の半分以下でした。

今までの稲刈り前の田んぼは、一面黄金色に輝いていましたが、今年の田んぼ、ヒエがたくさん育ち、その中に細々と稲が育っている状態でした。

ヒエは昔から食用として栽培されていて、江戸時代、お百姓さんは、米を年貢として藩に収めていた為、豊作の時はお米を食べることも出来たでしょうが、不作の時は、お米は食べられず、ヒエやアワを食べていたようです。

ヒエは白米に比べて栄養価が高く、食物繊維も豊富なので健康食品として見直されているようですが、米農家としては、ヒエは大変厄介な雑草に過ぎません。稲より生育が早い為、稲よりも早く土壌の養分を奪い、稲の生育を妨げ、稲が穂をつける頃には、穂が出そろっていて、稲が収穫できる頃には、ヒエは熟し過ぎて田んぼに種をまき散らす状態になります。

本題の稲刈りですが、大昔は、鎌で手狩りしていましたが、それから、バインダーと言う機械(自走式稲刈機)で刈って、それを天日干し(はぜ掛け)して、脱穀機で籾とワラに分離して収穫していましたが、天日干しの為、刈り取りから脱穀まで一週間から二週間かかっていました。

今では、コンバインと言う刈り取りから脱穀まで一回で済ませる機械が主流で、我が家では、半日から一日で済ませることが出来ます。

一人で稲刈りが出来、日曜百姓には大変ありがたいのですが、値段が数百万円(高級乗用車が買えるくらい)もするので、借金地獄に落ちいっています。

今年は、水不足、雑草の大量発生の為、稲刈りではなく、ヒエ刈りになってしましました。