2022.09.10
こんにちは、電気部の河野です。
前回、コンセントの穴の長さが右と左では違うとお話ししましたが、今回は、種類が
どのくらいあるのかお話しします。
通常、壁についているコンセントは2口(ダブル)コンセントがほとんどですが、
換気扇などその機器だけしか使わないときは、1口(シングル)コンセントを使い、
TV廻りなど機器をたくさん使うところには、3口(トリプル)コンセントを取付けています。
また、洗濯機・電子レンジ・冷蔵庫などには、アース付コンセントを取付けます。
屋外に取付けている防水コンセントもアース付コンセントになっています。
防水コンセントですが、受け口の形状が平行になっていません。丸まった形に
なっています。これは抜け止めコンセントと言い、プラグを挿して右にまわすことにより、
引っぱても抜けないようになっています。なぜなら、防水コンセントは、屋外に取付ける為、
雨水にかからないように、受け口が下側になっている為、平行だとプラグが抜けやすいので、
これが使われています。天井に取付けるコンセントも原則、抜け止めコンセントを使用します。
床に取付けているアップコンセントや、洗面台のコンセントは、扉がついており、
ゴミが入りにくくなっており、子供さんたちがピンやドライバーを挿して感電しないように、
片方だけ挿しても入らない(二本同時に挿さないと扉が開かない)構造になっています。
電気ポットのコード、引っぱたら簡単に抜けますよね。これは、ポット本体の付け根が
マグネットになっており、謝ってコードを引っかけて転倒するのを防ぐ為です。
あまり使いませんが、廊下など頻繁に行き来する場所に設置すれば、すぐに外れるので、
小さい赤ちゃんや高齢者がいる家庭にはお勧めのコンセントです。
以上、一般家庭に設置されている100V15Aのコンセントの種類を述べましたが、
100V20A、200V、三相200Vと定格電圧・容量によって、コンセント形状が変わります。
次回はこれについてお話ししましょう。